図その1

推進波は5波でカウントをします、これを衝撃波とも呼びます。(図その1)
この推進波の大きな特徴は、すべてでは無いのですが、1波・3波・5波のうち
どれか一つが延長をします。つまり一つは長いトレンドを作ってきますので、
スイングトレードは大きく利幅を取ることができます。
二つ延長をする事はありませんので(例えば3波と1波が延長する事はない)
基本を覚えておいてください。

延長する波は通常3波が延長をします。これは確率的なもので、
1波・5波が延長をすることもありますので、3波が必ずという事ではありません。
この延長の波については、その波の中にまた小さな5波動を付けるというのが
通常教科書的にいわれている事なのですが、これまでの経験上では
5波動ではなく、3波動になる事もあります。
この3波動について説明が下図です。

図その2

(図その2)がそうなのですがこの場合の特徴としては、ちょうど延長波の真ん中辺りで
大きく戻しが入ります。この真ん中というのが延長波の長さの38.2%~61.8%の間で
起こっており、また延長波の極端な端の方ではこのような戻しはありません。
この通常の5波ではなく、大きく戻しが入る3波になる場合
ほとんどが通常の延長波の3波で起こっています。
1波・5波が延長になった場合は、このような大きな戻しが入る3波になる事は
まだ見たことがありません。
どうも推進波の特性的なものなのかもしれません。

この推進波は決まり事があり、下にまとめます。
・1波の終わり値と4波の終わり値がぶつかることは無い。
・1波・3波・5波の中で3波が一番短くなる事は無い。
・2波の修正波の終わり値が、1波の始まり値を割り込む事はない。

では1波から順に特徴的な事を説明をします

1波
トレンドの始まりで、まだこの時はマーケットも懐疑心になっており
通常は小さくトレンドを築きます。
ここが延長をするときは、チャートが一本棒状態となり
押し目もない程大きくトレンドを形成しますが、1波が延長するパターンは少ないです。
また1波はリーディングダイアトライアングルになるパターンもあります。

2波(修正波)
推進波の戻しで修正波となりますが、どうも2波の修正場面では
統計は取っていないのですが、確率的に2波はジグザグの単純な戻しで
時間もそんなにかけない(横軸が短い)のが多いような気がします。
しかし横軸が長くなり、複雑な動きをするケースもあるので
一概には言えませんが、まだ2波はトレンドの始まりの段階で
1波の前のトレンドのなごりがまだ残っています。
2波(修正波)では、ジクザグの様な急勾配の修正では比較的短期で終わる
フラット・ダブルスリーの様な横ばいの修正では
比較的中期で終わっているイメージです。

3波
推進波の中では、波の延長の発生が多く長いトレンドが期待出来る波です。
スイング派にとっては利益を伸ばせるチャンスであり、
3波の初動を見逃さないようにしたいものです。
通常は延長の3波の中に、また小さな5波推進波を作ってきます。
しかしこれまでの経験では、小さな5波ではなく3波の始値と終値の間の値幅
38.2%~61.8%で大きく修正がかかり、5波ではなく大きな3波を作ってくる
場合もあることが分かっています。
ですから大きく修正がかかった場合、トレンド転換と勘違いしてしまい
逆を掴んでしまう事もありますので注意してください。

4波(修正波)
ここの修正では、トライアングルorダフルスリーになる確率が高く
他の修正場面でも、特にトライアングルは頻繁に出てきますので
レンジ相場(トライアングルはレンジ相場)になる可能性が高く
4波が終わったその後の5波目は、急伸するのも特徴です。
又ジグザクような勾配型になる事もあります、おおざっぱな見極めは
2波が勾配型なら4波は横ばい型、2波が横ばい型なら4波は勾配型になる
と覚えておいてください。(図その3)

5波
5波目は推進波(衝撃波)トレンドの最終段階で、教科書的には1波と同じ値幅になると
言われていますが、実際の相場ではなかなかそうはなりません。
どれ位の値幅になるかは難しい所なのですが、この波の独特の特徴があります。
4波がトライアングなら、この5波は早く動きます(急伸・急落)
早くは動きますが、息の長いトレンドは築けませんので
この辺りのトレンドの終わりを、見極めるといいです。
また5波はダイアゴナルトライアングル(図その4)になる可能性が高く、
これについてはいづれ説明したいと思っていますが、
ぱに言えば、エンディング・ダイアゴナルトライアングルは
3波ー3波ー3波ー3波ー3波のリズムでトレンドを作り
ここでは1波の終値と4波の終値がぶつかるのが特徴です。
また頻度は少ないですがフェイラー(図その3)といって、
3波が長すぎると5波は4波の終値を超えられず、腰折れして失敗する場合もあります。

図その3


図その4

推進波(衝撃波)の中でどこが1波・2波・3波・4波・5波なのか分からない場合
そのまま波を数えます。(図その4)
通常7波か9波のいづれかになるのですが、9波の場合5波か7波が
長くなる特徴があるようです。
難しく推進波5波を考えるより、そのまま単純に波の数を数えた方が
的確に判断が出来る場合も多いので、総合的に見極めてみてください。

この様に推進波(衝撃波)では5波を形成して、トレンドを作るのですが
教科書通りの、思い描いたきれいな5波を作るのは希で
むしろ理解に悩む事が普通なのですが、チャートに慣れてくれば
おぼろげに展開が見えてきます。
難しく考えず、シンプルにチャートの分析を楽しんでみてください。