大河の流れは変えられない

長くFXをやられている方はお分かりだと思いますが、
最近FXを始められた方に知っておいて欲しい事があります。
長期のメイントレンドは、どんなファンドでも、どんな富豪(お金持ち)でも、
中央銀行ですらトレンドを変えるのは無理だという事です。

例えると山から海へ注いでる大河の流れを変えるのと同じで、
仮に人工のポンプで逆流を一時的に作れたとしても、まやかしで必ず元にもどります。

1992年9月ジョージ・ソロスが「イングランド銀行をひざまずかせた男」として有名ですが
中央銀行がファンドに敗れ、ポンドが暴落した事実は今も語り継がれています。

ジョージソロスは無謀に中央銀行に挑んだのでしょうか?
当時彼は「今のポンドは割高だ」と言っています。
これが全てを語っていて1992年暴落前のポンドは、
まだ水(ポンドの価格)は山の上にあって、大河の流れは変えられないのを彼は知っていたのです。

いくらイングランド銀行が、ポンド買いの為替介入をしても焼け石に水で
相場は行くべきところへ行き、長期のトレンドは誰にも変えられないのです。
ジョーシーソロスは中央銀行に勝負をして勝ったというより、
勝てる試合を行動で示した結果だといえます。

私がFXを始めてこれまでに中央銀行の為替介を見たのは、SNB(スイス国立銀行)と日本の日銀です。

日銀は2010年9月円売りの為替介入を行いました。3円程円安へいっきに進みましたが後が続かず
ジリジリ元の円高へ逆戻り、2~3週間のともしびでした。

一番印象に残っているのは、
2011年3月に東日本大震災がありその混乱のさなか為替介入が行われました。

午前中にいっきに2円円安に進みました、しかしこれも後が続かず円高へ逆戻りはしましたが
長期的な円高トレンドは終盤を迎えており、いっきに円安とは行きませんでしたが
ある意味タイミングのよい為替介入だったのではと、今から見ればそう思います。

ちなみに日銀の為替介入の行う時間は東京時間の午前中で、
なぜこの時間なのかは、欧州時間やNY時間はあからさまにやりにくいのかなと思ったりします。

この様に長期のメイントレンドを変えるのは中央銀行でさえ難しく
ある意味為替はインサイダー取引ができる株よりフェアーな取引だといえます。
私はフェアーな取引が魅力のFXの方が好きです。

さて話は今月に1月3日に円の急騰があった話に移します。

3日に急激な円高を仕掛けた人達は、なぜこのような事をしたのでしょうか?
アッブルショック?リスクオフが始まる?
いろいろな事が言われていますが、後付け解釈で取って付けた理屈です。

個人の円売りポジションが溜まっていて、ストップロスを狙って短期で儲けようとしたのでしょうか?
たしかにこれは一部ありえると思いますが、本質は違うと思います。

前記で長期のメイントレンドは、どんなファンドでも、どんな富豪(お金持ち)でも、
中央銀行ですらトレンドを変えるのは無理だという事をお伝えしました。
急激な円高を仕掛けた人達はこのことを十分理解しており、
私たち個人トレーダーより一枚も二枚も上手です。
この人達は(ファンド達は)これから始まる円安トレンドを察知しており
危険の少ない商い薄の時間に、円買いを仕掛けた理由は一つ。

これから長期で始まる円安トレンドに乗るため、
少しでも有利なポジションを取りに、仕掛けに行ったとしか考えられないのです。

それだけ今後長期では、円売りが魅力になる相場ともいえます。

当日は104円台を付け一気に107円まで戻しました、その後106円台でもみ合った後
なかなか下がらなかったですね、これは円安トレンドに乗るため
どこかのファンド達が106円台で次々大量の買い注文を出したと思っています。

もちろんこの見方(妄想?)が正しいかどうかは、証明のしようがありませんが
もしも今後長期的に円高が始まっているのなら、1月3日の急落から約2週間ですが
ドル円は最低でも106円台に居る筈です。

現在1月18日ドル円は109円台です。

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